こんにちは。
情熱から産まれた、パッションメイドティアラをお届けする。
バレエティアラコンシェルジュのいとうさちです。
パッショネクトというサロンを主宰しています。
これは、長女が産まれた時に購入した、初代一眼レフカメラ。
・・・・・初代・・・・?!
そう、実は昨日、我が家に新しい一眼レフがやってきました。
目的はただひとつ。
ティアラの世界観を伝えるため。
だから、これまでの一眼レフは、
「初代」となり、
そして、明日、下取りという形で、旅立つことになったのです。
この初代一眼レフは、
まさに、私の人生観を代弁するストーリーを持っています。
今日は、このブログの趣旨とずれますが、
お付き合いください。
カメラが我が家にやってきたきっかけは、
長女の誕生・・・・・
確かに、長女が産まれた頃に購入したのですが、
きっかけは、別のところにありました。
情報処理技術者という国家資格があるのですが、
その試験に合格。
会社からいただいた報償金が、購入のきっかけでした。
実は、長女。
思いがけないタイミングで授かりました。
入社6年目の冬。
仕事は超順調でノリに乗っている時。
自ら志願した新規プロジェクトに参画し、
スタートアップメンバーとして、毎日、超充実。
朝6時に出勤、終電逃してタクシーで帰っても、会社からは
働き方改革なんて、まだまだ先の話。
働くことが楽しくて楽しくて、
残業代もガッポリの時代です(笑)
そんなときに妊娠したのでした。
このとき、まっ先に沸いた気持ちが、キャリア分断への恐怖心です。
9年前。
わが社には、働くママってほとんどいませんでした。
同期で1番の出産。
周りにメンターとなるような先輩ママは居ない。
だいたい、ママになったら、第一線から退くのが定説となってました。
バカがつくほどの仕事人間だった私は、
それが本当に悔しくて、絶対に、第一線から退かず、昇進していってやる!!!
そんなことを思っていましたね。
出来る限りの早く復帰する。
そして、産休中も自分のキャリアのための行動をする。
そう決めました。
私がそのとき取得した資格は、会社で管理職になるために必須の資格でした。
子どもが出来たら、仕事と子育てに追われ、
資格の勉強なんてきっとする暇が無いだろう。
そういう訳で、妊娠中に勉強を始めることにしたのです。
根底にある気持ちは・・・
バカにされたくない。
認めて欲しい。
休みの間にも仕事を想っている、それを分かって欲しい。
そんな気持ちが渦巻いた資格の勉強。
必死に勉強したので、もちろん合格し、その結果手に入れたのが、一代目カメラです。
そんな風に手に入れたカメラなので、
カメラへの思い入れはほぼなし。
全くカメラの勉強をすることなく、
持ち歩くのが重い一眼レフは、ずっと引き出しにしまわれたままになっていたのです。
(だから、めっちゃ綺麗です!)
8年の月日が流れ、、、、、、
私は、ティアラを撮影するために、カメラの勉強を始めました。
全然使いこなせなかったのに、F値という言葉を理解できるレベルにはなりました。
一代目のカメラのおかげ。
一代目カメラは、私に、変化のきっかけを授けてくれたのです。
そして、私の人生観の変化とともに、
昔の価値観とサヨナラするタイミングで、
奇しくも手放すことになった、一代目カメラ。
昔の私。
結構頑張ってたよ。
だけど、家庭を顧みず、ただ仕事だけにまい進していた過去の私よりも。
今、家族と向き合って、
自分の人生とも向き合って、
バレエ界の未来を想って行動している、今の私の人生が気に入っています。
一代目カメラ、ありがとう!
このカメラを手放すことで、また更に一歩、自分の価値観を昇華させることができる気がします。
いい人に、使ってもらってください!
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